名古屋で住んではいけない地域は?治安が悪い地域や駅はどこ?

  • URLをコピーしました!

名古屋に引っ越しを予定しているものの、どのエリアが住みやすいのかわからず悩んでいませんか?名古屋は「区」によって特徴があるため、住む前に地域ごとの特徴を把握しておくことが重要です。

この記事では、名古屋で住んではいけない地域があるのか、治安や交通アクセスなどで比較を行い、各区の特徴を解説します。生活スタイル別におすすめの地域をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

名古屋で住んではいけない地域は?治安や駅への交通アクセスをご紹介

名古屋は繁華街から閑静な住宅街まで、地域によって特徴が大きく異なります。住む前に情報収集を行い、各地域の特徴を把握すると良いでしょう。

ここでは、コストや住環境、生活スタイルに分けて、おすすめできない名古屋の地域を「区」ごとに解説しますので、ぜひ参考にしてください。

中区(伏見駅~丸の内エリア、金山駅~栄駅周辺):治安の関係で子育て世帯に不向きな地域

中区は名古屋の中心部にあたり、名古屋駅からすぐ東のエリアに位置しています。名古屋市内最大の繁華街ですが、治安面を不安に思われることもあります。

治安を表す指標のひとつが「犯罪発生率」。犯罪発生率は、犯罪認知件数を人口で割ると算出できます。

名古屋市内の犯罪発生率上位の地域を表にまとめました。

順位地域犯罪発生率犯罪認知件数(2022年)平均人口(2022年時点)
1位中区2.97%2,836件95,391人
2位中村区1.32%1,831件138,610人
3位熱田区0.97%647件66,691人

参照:令和4年中の犯罪の概況|愛知県警察

   毎月1日現在の世帯数と人口|名古屋市

中区は名古屋市内で最も犯罪発生率が高く、2位の中村区と比較しても2倍以上の差があります。犯罪発生率が高いと、子どもがいる家庭や一人暮らしの女性は特に不安を感じやすいでしょう。

治安を気にする人は、中区は避けたほうが無難です。

名東区(香流などの北エリア・梅森坂などの南エリア):交通網が整っておらず移動が不便

名東区は名古屋市の東の端に位置し、名古屋市営地下鉄東山線が通っています。沿線は店舗が充実しており、名古屋駅や栄駅まで地下鉄一本で行けるため、駅の近くに住んでいる人には便利でしょう。

しかし、駅から少し離れると交通の便が悪いという口コミや評判もあります。路線によってはバスの本数が少なく、自家用車がない場合は不便に感じる場合があるかもしれません。

交通網が整った地域に住みたい人には、名東区にある地下鉄の駅から離れたエリアはおすすめできません。

中区(栄駅周辺)・東区(ナゴヤドーム前矢田駅周辺):閑静な住宅街を望むなら選ばないのが吉

中区には、デパートや商業施設などが多い「栄」というエリアがあります。中部地方最大の繁華街で、ショッピングやデートを楽しむには最適です。しかし、住むには賑わいすぎているため、閑静な住宅街に住みたい人は避けたほうが良いでしょう。

また、中区から北東に隣接する東区にかけては、名古屋最大のビジネス街である「丸の内エリア」が広がっています。交通の便が良く、丸の内エリアで働く人にとっては良い環境です。

名古屋商科大学のキャンパスや愛知県図書館などもあり、学生も多いため、昼間は雑多な雰囲気があります。スーパーの数も少なく、買い物には一手間かかります。マンションの数も、やや少ない印象です。

落ち着いた環境で暮らしたい人は、中区や東区を選ばないほうが良いでしょう。

千種区(星が丘駅周辺)・昭和区(八事駅周辺):高級住宅街なので生活コストを抑えたい人に不向き

名古屋駅から東のエリアに位置する千種区と昭和区は地価が高く、名古屋を代表とする高級住宅街として知られる地域です。

中区や東区は、千種区や昭和区よりも地価は高めですが、商業施設やホテルが多く、マンションや戸建住宅は少ないのが特徴です。

千種区は、閑静な住宅街として知られています。昭和区は近くに大学が多く、学生街の一面があります。

物件価格が高いと、毎月の家賃や住宅ローン返済額の負担も大きくなるため、生活コストが高くなります。できるかぎり生活コストを抑えたい人や、物件価格が安い地域に住みたい人には不向きです。

中川区(山王駅、荒子駅周辺):自然豊かな環境を望む人には非推奨

中川区は名古屋市の西部に位置しており、名古屋港と都心を結ぶ「中川運河」が縦断しています。

中川運河は、古くから名古屋の経済と産業の発展を支えてきた歴史があり、鉄工所・木工所・倉庫などが中川運河沿いに多く立ち並び、工業地帯を形成しています。名古屋市総務局企画部統計課の「2020年工業統計調査結果」によると、中川区は2019年の製造業における従業者4人以上の事業所数が、名古屋市内で最も多い517でした。

田園も多く、場所によっては自然豊かな環境が広がっています。しかし、中川運河沿いは工場や倉庫などが多いため、自然豊かな環境を望む人は他のエリアを検討しましょう。

名古屋市内のおすすめの地域【生活スタイル別】

ここでは、名古屋市内のおすすめ地域を生活スタイル別に紹介します。公園や商業施設の有無、交通アクセスなどの客観的事実に基づいて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

子育てに向いているのは名東区(藤が丘駅周辺)

名東区は名古屋市営地下鉄東山線が通っており、リニモ(愛知高速交通)の始発駅である「藤が丘駅」があります。元々は田園地帯だったこともあり、駅から徒歩10分圏内に公園が4つあるなど、子どもと遊ぶ場所には困りません。

地下鉄沿線には「イオンモール長久手」や「IKEA長久手」など、家族で楽しめる施設も多くあります。

高速道路も通っているため、自家用車を所有している人には利便性が高いでしょう。また、名古屋市営地下鉄東山線が通っているため、沿線に住めばさらに便利です。

また、名東区はボランティアによる防犯パトロールの取り組みに積極的です。防犯意識が高い名東区は、子育て世帯におすすめです。

名東区の物件を見てみる|AVANTIA HP

交通の利便性を重視するなら「中区(金山駅、栄駅)・熱田区(西高蔵駅、熱田駅、神宮前駅)」

中区や熱田区は電車の交通利便性が高く、通勤や通学などで電車を多く使う人におすすめです。

中区は名古屋市営地下鉄6路線のうち、次の4路線が通っています。

  • 東山線
  • 名城線
  • 鶴舞線
  • 桜通線

他にも、JR東海道本線・JR中央本線・名鉄名古屋本線・名鉄瀬戸線があるため、自家用車を所有していなくても、名古屋市内を広範囲で移動しやすいのが特徴です。

ただし、人気があるエリアのため、家賃相場は高めです。家賃相場を中区よりも抑えたい場合は、中区の真南に位置する熱田区も良いでしょう。

熱田区と中区の境目には、「金山駅」があります。金山駅は名古屋駅に次ぐターミナル駅で、5路線が乗り入れているため、交通の利便性が高いのが魅力です。

金山駅前には複合施設があり、繁華街のような光景ですが、少し離れると住宅街が広がっています。中区と比べても、熱田区は家賃相場が低くて住みやすい傾向があります。

中区・熱田区の物件を見てみる|AVANTIA HP

閑静な住宅街に住みたいなら「瑞穂区(瑞穂運動場東駅、新瑞橋駅)」

瑞穂区には文化・教育関連施設が多くあり、自然も豊かで閑静な住宅街が広がっています。瑞穂区の中央には総合運動公園が、内部には野球スタジアム・陸上競技場・屋内プール・レクリエーション施設などがあります。

交通アクセスの良い中区から南東に位置しており、中心部から距離が離れすぎていないのもポイントです。

瑞穂区ではスーパーや薬局など、生活していく上で必要不可欠な商業施設が満遍なくあるため、買い物に困ることはありません。

また南区ではありますが、「新瑞橋駅」から徒歩圏にイオンモールもあるため、瑞穂区はトータルな住環境としておすすめです。

瑞穂区の物件を見てみる|AVANTIA HP

生活コストを抑えたいなら「港区(港北駅、東海通駅)」

港区は名古屋駅から南に位置しており、名古屋港に面しています。

港区の家賃相場は名古屋のなかでも低く、生活コストを抑えたい人におすすめです。名古屋中心部から少し離れていますが、地下鉄名城線や、あおなみ線なども通っているため、名古屋中心部へのアクセスは問題ありません。

港区は、レゴランド・ジャパンや名古屋港水族館などのレジャー施設が充実しており、「東海通駅」の近くには、医療施設やショッピング施設が数多くあります。

港区は、千種区・昭和区のような高級住宅街ではなく、庶民的で親しみやすい街並みです。閑静な住宅街が多く、家賃などの生活コストも抑えられるのが港区の特徴です。

港区の物件を見てみる|AVANTIA HP

自然豊かな環境を望むなら「守山区(新守山駅、大森・金城学院前駅、志段味エリア)」

守山区は名古屋駅から北東に位置しており、緑豊かなエリアが多い傾向があります。

名古屋市内のなかでは標高が高く、北東部と瀬戸市との境には「東谷山」があります。その周辺には、東谷山フルーツパークや愛知県森林公園など、自然豊かなエリアが広がっています。山が好きな人やレジャーなどのアクティビティを存分に楽しみたい人にはおすすめです。

交通網が充実しているのも特徴で、鉄道ではJR中央本線や名鉄瀬戸線、バスでは名古屋市営バスや名鉄バスなどが通っています。交通の利便性を保ちつつも、自然豊かな環境に住みたい人には守山区が向いています。

守山区の物件を見てみる|AVANTIA HP

名古屋で住んではいけない地域を避けて住みやすい街を選ぼう

名古屋において住んではいけない地域と、コストや住環境、生活スタイル別のおすすめ地域を紹介しました。

大都市である名古屋は、地域によって、地価・家賃相場・施設の有無・交通アクセスなどに大きな違いがあります。事前に情報収集しておくことで、自分や家族にピッタリの地域が見つかるでしょう。

家賃の目安や住環境に求めるポイントなどを考慮して、名古屋で住みやすい街を選びましょう。

この記事をシェア
  • URLをコピーしました!
目次