ママに人気の間取りアイデア10選|シチュエーション別のアイデア集

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マイホームを建てるにあたって、デザイン性や性能だけでなく、子育て・家事のしやすさも重視したいという方は少なくありません。生活の動線に配慮した間取りは、ストレスなく快適な暮らしを実現したいママに人気です。

本記事では、ママに人気の間取りアイデア10選をシチュエーション別に紹介します。自身の理想を叶える間取りを考える際のヒントにしてみてください。

目次

ママに人気の流行りの間取りアイデア集!

ママに人気の間取りを、次の3つの観点から紹介します。

  • 子育てに向く間取り
  • 家事動線に配慮した間取り
  • 生活の利便性が高まる間取り

自身のライフスタイルに合う間取りを設計しましょう。

子育てに向く間取り

まずは子育て世代のママに適した間取りを紹介します。

子育てへ配慮した間取りについてより詳しく知りたい方は、次の記事もあわせてご覧ください。

子育て世帯におすすめの間取り7選!設計のポイントも解説

1. 玄関脇にコンパクトなシューズインクローゼットを配置

玄関脇に、大人が体ごと入って物を出し入れできるようなシューズインクローゼットを配置したアイデアです。コンパクトなシューズインクローゼットでありながら、靴以外にも子どもの遊具や自転車などを収納できるため、子育て世帯に人気があります。

0.5〜1畳ほどのスペースでも収納力は十分です。アウトドア用品も収納できるため、趣味の多いご家庭にも安心でしょう。

また、行き止まりになるウォークインタイプではなく、通り抜けできるウォークスルータイプにすれば回遊性を向上でき、使い勝手がさらに良くなります。

2. 対面キッチンの近くにキッズスペースを配置

対面キッチンの近くにキッズスペースを配置すれば、料理をしながら子どもの姿を確認できます。定期的に別の部屋まで子どもの様子を見に行って、料理を何度も中断するような場面がなくなるでしょう。

また、料理をしている親の姿が子どもの視界に入るため、料理に興味を抱いて積極的に手伝ってくれるかもしれません。

キッチンの並びにダイニングを配置することで、子どもの様子を確認できるだけでなく手間をかけずに配膳でき、よりスムーズな動線を実現できます。

3. リビング学習コーナーの活用

リビングの近くに子どものための学習スペースを配置すれば、子どもがきちんと机に向かえているかいつでも確認できます。

子どもの通学中は、テレワーク用のデスクとしても活用可能です。さらに子どもが独立したあとは、夫婦でお茶をするスペースや読書など趣味の場所としても使えます。

子どもの学習スペースとしての機能だけでなく、汎用性に優れているのがポイントです。

家事動線に配慮した間取り

次に、家事動線へ配慮した間取りのアイデアを紹介します。

家事動線が楽になる間取りを検討中の方は、次の記事もあわせてご参照ください。

“家事楽”間取りのアイデア7選!|動線設計のコツも解説

1. 行き止まりのない回遊動線

回遊動線とは、リビングからキッチン、洗面所まで障害物や行き止まりがない間取りであり、移動しながら効率的に家事をこなせるのが特徴です。

脱衣室や洗面所をリビングやキッチンと併設するようにレイアウトすることで、家事効率が大幅に向上します。ドアを一ヶ所増設するだけで回遊動線を作れるケースも多く、家の中をぐるっと一周できるような造りであれば目的に合わせて最短ルートを選べるでしょう。

2. キッチンの内部にパントリーを配置

キッチンの内部に収納スペースのパントリーを配置して、収納力と使い勝手を向上させたアイデアです。食品ストックを大量にまとめて収納できるほか、非常食の保存にも役立つため、災害時への備えとなります。

料理の効率アップ以外に、キッチン回りの整理整頓に役立つのもメリットの一つです。

パントリーはキッチンの一部分または隣接していることで、調理器具や常温の食材を一時的に保管できます。それによりキッチンキャビネットに余裕ができ、料理の効率性が高まるでしょう。

3. 洗面所の中にランドリースペースを配置

洗面所など室内にランドリースペースを設置することで、洗濯にかかる時間を短縮でき、家事のストレスの軽減につながります。

ランドリースペースがあれば、移動の手間を省きながら「衣類を脱ぐ・洗濯・干す・取り込む」という一連の流れを一ヶ所で完結させることが可能です。

やや広めに設計した洗面所にハンガーパイプを設置して、物干しスペースを作る方法も人気があります。洗濯物をたたむためのカウンターや、入浴後すぐにルームウェアを着用できるように収納スペースを設けているケースも多く、動線にむだがなくなるためです。

洗面所以外では、2階の廊下が行き止まりになりやすいため、ランドリースペースを配置するのに適しているでしょう。

4. 家族の部屋の中心にファミリークローゼットを配置

家族の部屋の中心にファミリークローゼットを配置することで、家族全員が効率良く着替えができ、スムーズな動線を構築できます。ファミリークローゼットは家族全員の衣類をまとめておけて、洗濯物の仕分けが簡単で時短につながるだけでなく、個別クローゼットよりも面積効率に優れているのが特徴です。

ただし、プライバシーの問題もあるため、ファミリークローゼットとあわせて個別の部屋にもクローゼットを配置すると良いでしょう。

生活の利便性が高まる間取り

最後に、生活の利便性が高まる間取りを紹介します。子どもが複数人いるご家庭では、生活スペースだけでなく収納にもゆとりを持たせるように意識してみてください。

1. 洗面所に広いスペースを確保

洗濯・脱衣・身支度など、多様な役割を持つ洗面所に広いスペースを確保しておくことで、使い勝手が大幅に向上します。

たとえば、横長でサイズの大きい洗面台やスツールを置いても、スペースに余裕があればゆったりとドライヤー・メイクをすることが可能です。また、複数の子どもと入浴するときでも狭く感じにくく、服を脱がせたり着せたりするときのストレスになりません。

室内干しスペースも確保しやすいため、生活の利便性を高められるでしょう。

2. 小屋裏収納の活用

小屋裏収納は、天井裏のデッドスペースを活用した収納スペースです。まとまった収納スペースを確保できる小屋裏収納は、数多くの家具や家電を保有するご家庭にとって、むだのない収納を叶えてくれます。

使用頻度が低い物や、どうしても捨てられない思い出の品などを収納するのにも最適でしょう。季節家電や家具、年に数回しか利用しないレジャーグッズなどの保管にもおすすめです。

小屋裏収納は、次のように明確な定義があります。

  • 床から天井までの高さが1.4m以下
  • 広さは下界の2分の1未満

このことからもわかるとおり、収納内は大人が立って歩ける高さではないのが懸念点です。一方、小屋裏収納は延床面積に含まれず、固定資産税がかからないという利点があります。

土地の面積が狭い場合や平屋を建てる場合は、小屋裏収納など縦空間を有効活用すると良いでしょう。

3. リビング階段を設置

リビング階段とは、LDK内に2階へと続く階段を配置させた間取りのことです。1階と2階で部屋が分かれていても、各部屋への動線効率が良くなるでしょう。

たとえば夕食ができたことを家族に伝えるときでも、ドアを隔てているときと比べると、リビング階段のほうが声が通りやすくなります。また、余計な壁がないことで掃除がしやすく、吹き抜けにすれば開放感を得られるのも魅力です。

まとめ:自身のライフスタイルに合う理想的な間取りを設計しよう

ママに人気の間取りをシチュエーション別に紹介しました。

住宅における最適な間取りは、土地の形状や周辺環境、住む家庭によって変わります。間取りを設計するうえで、実現させたい内容を家族で事前に話し合い、優先順位を決めておくのがベターです。

本記事で挙げた10のアイデアも参考にしながら、自身のライフスタイルに合う理想的な間取りを見つけましょう。

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